数日前の事ですが、Zoomで行われたデモクラネット会員さんとの交流会に参加させて頂きました!
デモクラネットとは日本全国のサドベリースクール関係者で成り立っている会です。
伊豆サドベリースクールは開校して2年目を迎えたので、今年から副会員に認定して頂ける事になりました!
スクール生徒が入学する時同様、デモクラネット会員になるにもスクールとして、きちんと適正かの判断をして頂きます。
そして、交流会ではとても興味深いお話が聞けました!
それは「体験入学後に入学が承認されなかった事例」です。
長く続いているサドベリースクールや規模の大きいサドベリースクールでは、やはりたくさんの見学や体験の問い合わせが来ていて、サドベリースクールの理念と違う教育方針のご家庭ともたくさんお話したそうです。
スクールもご家庭もサドベリースクールの理念に則った生活を送るのが、お子さんにとっては矛盾が無いとお話されているとの事。
ほっんと!!その通りだと思います。理念に関しては徐々に府に落ちたり、理解が深まったりしていくものなので、それを楽しんで頂ければ、最初はわからない事があっても大丈夫だとは思うのですが、
重要なのは、「ズレ」が生じた時の態度と言うわけです。
サドベリースクールでの過ごし方は普通教育を体験している人には衝撃も多いかと思います。「自由」と言う点は普通教育の学校よりはかなり保証されていますが、「責任」になるとなかなか難しいです。
責任を取れないとなると所謂「ルール違反」になりますが、ルール違反はしょっちゅう起こる事です(^^) 伊豆サドベリースクールには4歳の生徒もいるので、昨日も言ったじゃんって事は日常茶飯事ですw
問題になるのはその先です。ルール違反を指摘された時、他人のせいにしたり、話し合いに参加できないならサドベリースクールの理念とはズレます。そんな時は親御さんがいくら代弁をしよとしても、スクールへのご入学や通い続ける事は困難になるでしょう。
その時は一旦退学や入学見合わせにはなりますが、別の道を選ぶもよし、数年後にまたサドベリースクールの体験入学を受けるも良しです。
と言うわけで、サドベリースクールである事の「芯」はやはりスタッフとしては重要だなと思いました。スタッフがその芯をぶらすとサドベリースクールではなくなってしまいます。
例えば「問題行動があるのに会議に参加しない」と言う生徒さんを特別に認めて欲しいと言う要望があったとします。
これはサドベリースクールの理念の根底とは対極になります。それをしたらサドベリースクールではなくなってしまうので、その要望に関しては会議で提案されても反対意見を言う事になります。
「反対意見を言う」とは意外とエネルギーを使ったりします。
サドベリースクール生徒もそうですが、サドベリースクールスタッフも誰でもできるもんじゃ無いなぁ、そして今「サドベリースクール」で「サドベリースクール生徒」のみんなと過ごせる時間が本当に幸せだと改めて噛み締めたスタッフなのでした(^^)